9.愛犬の1日の必要カロリーを知ろう!簡単にわかるRERとDERの求め方

energy 健康管理ノート
用意するもの : √(ルート)計算のできる計算機

 

まずは安静時のエネルギー必要量(RER)を求めましょう

生き物というのは、ただ生きているだけでエネルギーを消費しています。

 

たとえば、眠っている時。

 

体は眠っていても、脳は活動を続けていますし、

呼吸も心臓も止まることなく動き続けていますよね。

 

『RER』とはResting Energy Requirementの略で、

このような安静時における1日あたりのエネルギー要求量のこと、すなわち、

1日に必要なエネルギー量を計算する上でのベースとなる数値を指します。

 

ちなみに、人間の場合、安静時エネルギー要求量は

「椅子に腰かけている状態で消費されるエネルギー」の総量のようですが、

犬は椅子に座れないので「お座りの姿勢」ということでいいのでしょうかね?

 

……まぁ、細かいことはあまり気にせずに。

 

それでは、実際に、あなたの愛犬のRERを測っていきましょう!

 

RER計算には【RER=70×(体重(kg))0.75】という公式があるのですが、

わかりにくいし、下記の1~5の手順で計算できますので、

今回は無視しちゃいましょう。

 

なお、かける体重は『現在の体重』ではなく『理想の体重』ですよ。

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  1. 理想の体重を3回かける・・・体重×体重×体重=❶
  2. ❶の数値をルートで割る・・・❶÷√=❷
  3. ❷の数値をルートで割る・・・❷÷√=❸
  4. ❸の数値に70をかける・・・❸×70=❹
  5. ❹の数値があなたの愛犬の『RER』です。

(例)現在の体重12㎏・理想の体重10㎏の犬の場合

  1.  理想の体重を3回掛ける・・・10×10×10=1,000
  2.  1,000をルートで割る・・・1,000÷√=31.622……
  3.  31.622をルートで割る・・・31.622÷√=5.623……
  4.  5.623に70を掛ける・・・5.623×70=393.6……
  5.  『RER』 ≒ 394kcal

 

次に愛犬が1日に必要とするカロリー(DER)を計算しましょう

『DER』とはDaily Energy Requirementの略で、

以下に記載したさまざまな条件下でのエネルギー要求量になります。

 

この『DER』の計算方法が、ちょっとくせ者。

計算自体は「超」がつくほど簡単なのですが……。

 

うーん。

これは、口頭で説明するよりも実際にしていただいた方が早いと思うので、

説明なしで少し進めますね。

 

『DER』の計算は、以下の条件から愛犬に該当するもの選んで

『RER』の数値と掛けていただくだけです。

 

どうぞ条件を確認してみて下さい。なお、選べる条件は1つだけです。

 

DER計算式の条件

  •  去勢・避妊をしている成犬・・・RER×1.6
  •  去勢・避妊をしていない成犬・・・RER×1.4~1.8
  •  肥満傾向にある犬・・・RER×1.2~1.4
  •  減量したい犬・・・RER×1.0
  •  妊娠期(前半42日間)の母犬・・・RER×1.8
  •  妊娠期(後半21日間)の母犬・・・RER×3
  •  授乳期の母犬・・・RER×4~8(※生んだ子犬の頭数による)
  •  離乳期~4カ月齢の犬・・・RER×4
  •  4カ月齢~成犬・・・RER×2
  •  老齢期(初期)・・・RER×1.4
  •  老齢期(後期)・・・初期の増減を観察して調整する。
  •  軽い運動・労働・・・RER×2
  •  中程度の運動・労働・・・RER×3
  •  激しい運動・重労働・・・RER×4~8
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……いかがですか?

 

……計算できました?

 

私は、はじめてこの条件を見たとき、正直計算できませんでした。

だって、該当する条件が1つじゃない。

 

我が家の愛犬まろさんの場合、

  •  去勢しているからRER ×1.6?
  •  でも、肥満傾向にあるからRER×1.2~1.4?
  •  いや、減量したいからRER×1.0?
  •  うーん、老齢期(初期)だからRER×1.4?

でも、選択できる条件は1つだし……。

 

ということで、さんざん悩んだあげく、

以下の【YesNoチャート】を作成してみました。

 

DER-yesnochart

※1 安静時:高齢で寝たきりのほか、術後などでほとんど運動量のない犬も含む。
※2 使役犬:猟犬・盲導犬・介助犬など、人間のために働いてくれている犬のこと。

 

選択できる条件は1つなので、おそらくこのチャートの考え方で間違ってはいないはず。

……なのですが、このような表を作成している人は一人もおらずーー。

 

もし、上記の表で「ここおかしくない?」という箇所があれば

ご教示いただけますと大変助かります。

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最後にフードの量を調整しましょう

 

それでは、最後にあなたの愛犬に適切なフードの量を調べましょう!

 

ドッグフードの外袋のどこかに記載してあるはずですので、

現在、愛犬に与えているフードカロリーを調べてみてください。

 

  1.  フードのカロリー(100gあたり❶kcal)を調べる。
  2.  上記の計算式で算出した【RERの数値❷】に、上記のYesNoチャートで導きだされた条件の値をかけて【DER】を求める。【RERの数値❷】×条件の値=【DERの数値❸】
  3.  【DERの数値❸】÷❶kcal=❹g
  4.  ❹の数値があなたの愛犬の適切なフードの量(g)です。

 

(例)8歳・オス・去勢済・体重10㎏(肥満傾向にはない)・愛玩犬

  1.  フードのカロリー:【300kcal❶】/100g
  2.  【RER】の値は【394❷】。
    この犬さんの場合、【DER】にかけるべき値は
    「start:生後4か月以上」
    → 「重篤・安静時に該当しない」
    → 「去勢済み」
    → 「肥満傾向にはない」
    → 「使役犬ではない」
    ⇨ 【RER×1.6】
  3.  よって【DER】は【394❷】×1.6=【630.4❸】
  4.  【630.4❸】÷300kcal❶】=【2.10…❹】
    適切なフードの量は【210g❹】となる

いかがでしょうか?

 

あなたの愛犬に適切なフードの量はわかりましたか?

 

このエネルギー要求量の中には、もちろんおやつなどのカロリーも含まれます

おやつなどをあげた場合には、その分のカロリーをきちんと考慮するように

してくださいね。

 

なお、この適切なフードの量は家族の誰かだけが知っているだけでは

意味がありません。おやつやごはんのダブりがないよう、

情報は家族みんなで共有するようにしましょう。

【愛犬管理ノート】の記載事項については、これで終わりになります。

チェック項目が多くて大変だったと思います。

 

本当にお疲れさまでした!

( ^^) _旦~~「お茶なっと飲んではいよ」

 

ここでまとめたことは、愛犬にもしものことがあったときに便利なだけではなく、

家族の側に何か問題があって、誰かに愛犬のお世話をお願いしなくてはいけないとき

などにも役立ちます。

 

定期的に更新して、つねに最新情報のものをお手元に置いておかれると、

いざというときにも安心ですね。

 

最後までお付き合い、ありがとうございました(´v`)

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