犬の介護用品|使える便利グッズとその値段について調べてみました

お金の話
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毎日、お疲れさまです。

さて、今回のテーマは「老犬の介護用品」について。

【犬は外で番犬】という時代があったことさえ忘れそうなほど、近年、老犬介護を取り巻く状況は劇的に改善されてきています。

巷には溢れる介護用品も、それだけ多くの企業や個人が犬の老後を少しでもよくしたいと思って下さっているということの表れですから、これは本当に嬉しいことですね。

今回は、老犬介護に使えそうなグッズについてあれこれ調べてみました。

ついでに、調べた範囲内での目安ですが値段も一緒に記載しておりますので、興味のある方のご参考になればと存じます。

介護用カート・ポーター

◆小型犬用(20㎏耐用)カート・・・約10,000円~

◆大型犬・多頭飼い用(60㎏耐用)カート・・・約24,000円~

◆屋根のない大型犬用カート(ポーター)・・・約60,000円~

少し大きめのポーターを購入しておけば、普段の歩けない子のお散歩や通院に使えるだけでなく、災害時には移動もできるケージとしても使用できます

このカートの購入に関してよくある失敗が、愛犬が座った状態で乗ることだけを考えて購入されたために、寝たきりになったときには頭やお尻がはみ出してしまって使えない、というもの。

もちろん寝たきりにならないのが一番良いのですが、購入する際は愛犬が寝たきりになっても使えるよう、寝たときの身長(図参照)が入るものを選ばれたほうがいいと思います。

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車いす

◆約35,000円~約120,000円

犬の体は前足に7、後ろ足に3の比重がかかるような構造になっているため、どうしても前足より後ろ足の方が、筋力が弱くなりがちです。前足はまだまだ動けるのに後ろ足が立たないばっかりに寝たきり、というのは、ちょっとかわいそうな気もします。

そこで、そんな子には後ろ足に車いすをつけてあげるのはどうでしょう?

体が自由に動かせる喜びが、ふたたび味わえるようになるといいですね。

ただ、国内で作られているものは、そのほとんどがオーダーメイドなので少々根が張るものが多いなぁ、というのが正直な私の感想。特に大型犬の車椅子は10万円以上するものも。

ちょっと高額ですが、最後まで自分の足でお散歩させてあげたいな、という方は検討されてみてください。

スロープ

◆室外用・・・約16,000円~約40,000円

◆室内用・・・約5,000円~約23,000円

シニアになるとジャンプ力や脚力が落ちるのはもとより、骨も弱くなりますので、ちょっとした段差からの転落でも骨折しやすくなります。

ケガの治りも遅いので、骨折からそのまま寝たきり、なんてことにならないよう、段差にはスロープを設けるなり、段と段の間に何かしら土台になるものをおいて段差を作るなりして、できるだけ段差をなくすようにしましょう。

ただ、注意していただきたいのですが、スロープを嫌がる犬はとても多いです。

購入の前には、ちょっとした石段に板をかけて、その上を歩かせるなどの方法で愛犬がスロープでの昇降ができそうかを試してから購入されることを強くおすすめします。

サークル

◆Mサイズ(約90cm×約62cm)・・・約2,000円~約3,500円

◆Lサイズ(約114cm×約62cm)・・・約3,000円~約4,500円

◆XLサイズ(約150cm×約62cm)・・・約5,000円~約6,500円

主に徘徊のある子で役立ちます。

愛犬にこの中に入っていてもらえれば、サークルの中に危険なものがない以上、ケガや誤飲の心配もありませんので、愛犬が心配であまり眠れていないという方も、少しはゆっくりお休みになれるのではないかと思います。

大きめの子を小さいサイズのサークルに入れた場合、乗り越えて出てくる可能性もありますので、犬の身長を測定した上で、愛犬にあったサイズのものを購入されるようにして下さい。

大きさは狭いものよりは広いものの方が、より運動ができますのでいいのですが、その分、人間の居住スペースが狭くなりますので、広さについては愛犬と相談の上、お決めいただければと思います。

また、介護で使う場合は、挟まる危険があるので柵はない方がいいです。

侵入防止マット

◆約8,000円~約25,000円

上で紹介したサークルとほとんど同じ役割のものですが、サークルが一カ所から犬を出ないようにするのに対し、侵入防止マットはどこか一カ所だけ入れないようにして、あとは自由に歩き回らせることができるようにすることを目的としたものになります。

サークルの目的一カ所から犬が出ないようにする
侵入防止マットの目的一カ所だけ犬が入れないようにする

たとえば、玄関先には行ってほしくないけれど、あとは段差もないし、自由に動きまわっていいとか、階段にさえ行かなければ部屋の中は自由に過ごしていいとか、より広い範囲を犬の自由行動可能域とする場合に便利なグッズになります。

愛犬をサークルに入れるのではなく、いってはいけない場所を囲むという、まさに発想の逆転グッズ。「愛犬のストレスを極限まで減らしてあげたい!」という飼い主の気持ちを具現化したグッズですね。

ベッド

◆低反発ベッド・・・約15,000円~約38,000円

◆ブレスエアー・・・約7,000円~約26,000円

◆持ち手つきベッド・・・約6,000円~約10,000円

シニア犬になると、とにかく寝ている時間が長くなります。

特に寝たきりの子では一日の大半をベッドの上で過ごすことになりますので、体に優しいベッドを用意してあげるようにしましょう。

シニア犬でよく聞く『床ずれ』とは、皮ふの一部が壊死してしまう状態のことをいいます。これは体重が体の一部に集中してかかることによって、その部分の皮ふが圧迫され、血液の流れが悪くなることで起こります。

この『床ずれ』。

一度発症したら治りにくいことに加え、放置したままだと発症部位が腐り敗血症を起こし、最悪死に至るケースもあるという恐ろしいもの。

では、この床ずれを予防するためにはどうしたらいいかというと、血液が体内を滞りなく流れるよう定期的に寝返りをうたせなくてはいけません。

とはいえ、愛犬が20kgや30kgもあるような子では、頻繁に寝返りをうたせるもの大変ですよね。

ということで、特に中~大型のシニア犬では「血液が全身に分散するようなベッド」を選ぶことが重要になってきます。

素材にはウレタンやブレスエアーなど、さまざまなものがありますが、シニア犬のベッドは粗相があったり、食べこぼしがあったりで汚れやすいので、洗濯しやすく、かつ乾きやすいものを選ぶとお手入れも楽でいいですね。

また、ベッド自体に持ち手がついたものもあり、これは移動の際に重宝します。

ジョイントマット

◆ポリエステル素材(約6畳分)・・・約15,000円~約28,000円

◆コルク素材(約6畳分)・・・約6,000円~約9,000円

◆EVA樹脂素材・木目調(約6畳分)・・・約6,000円~約8,000円

愛犬がフローリングの上を歩くことが多い場合、関節を痛めないよう、必ず滑りにくいマットやカーペットを敷いて、その上を歩かせるようにしましょう。

滑りやすい床の上を歩いていると関節を痛めてしまいかねず、関節を痛めてしまうと運動能力が下がり、寝たきりになってしまうリスクがあがってしまいます

マットやカーペットにはいろいろな種類のものがありますが、私のおすすめはジョイントマット。

ジョイントマットとは、小さなマットを組み合わせて使用するもので、ジグゾーパズルのようになっているものや正方形のもの、あるいは長方形などさまざまな形のものがあります。

材質も、カーペット地やコルク地、あるいは人工芝地など色々ありますが、いずれも一枚で使用することも複数枚で使用することも可能な優れもの。

一枚ずつ敷けますので敷きたい範囲を自由に決められますし、掃除するときも一枚だけ剥がせばいいので、とても楽チン。

ただ、カーペット地のものを選ぶ際には、毛足の長いものでは爪にひっかかって転倒する危険がありますので、なるべく毛足の短いものを選ぶようにしましょう。

コルクマットは犬の足に優しいのですが、頻繁に洗うと変形してしまいますので、頻繁に汚れることが予想される場所(粗相の多い犬のベッド周辺など)での使用にはおすすめしません。

ナックリンク予防用靴

◆約4,000円~約5,000円(室内用・室外用)

ナックリンクとは、歩行時にうまく足を上げることができずに、足の甲を引きずって歩いてしまう状態のことをいい、この状態が続くと、柔らかい足の甲が道路で擦れてしまい、ケガをしてしまいます。

シニア犬になるとケガの治りも遅くなりますし、また、足先は一番地面に近い部分ですので破傷風菌に感染するおそれもあります。

ナックリンクがなくても、落ちているガラスや金属の破片などから足先を守りたいときに便利です。裏面に滑り止めがついているものでは、関節炎の予防にもなりますね。

なお、履かせる際は、テープをきつく止めすぎないように注意してください。

歩行補助ハーネス

◆前足部分を支えるタイプ  約2,000円~約5,000円

◆後ろ足部分を支えるタイプ 約3,000円~約6,000円

◆胴体全体を支えるタイプ  約13,000円~約23,000円

ハーネスとは、犬の胴体部分に装着する散歩用具のことをいい、首輪に比べて体に触れる部分が多いため、かかる力が分散され、犬に負担がかかりにくいという利点があります。

中でも歩行補助ハーネスとは、その名の通り、ひとりで歩きにくくなった子の歩行を補助するために作られたハーネス全般のことを指します。

歩行補助が目的ですので、他のハーネスに比べて当て布の部分が広く一カ所に力が加わるのをなるべく防ぐような作りになっています。

主に前足部分を支えるタイプのもの、後ろ足部分を支えるタイプのもの、胴体全体を支えるタイプのものがあり、犬の体の状態に合わせて自由に選ぶことができます。

また、胴体全体を支えるタイプの中に、当て布の部分にハニカム素材を使って作られたものがありますが、これだと着たまま寝かせることもできますので、いちいち『起こす時に着せて、寝かせる時に脱がせる』の大きな手間が省けます。

大型犬で寝たきりだという子には、本当におすすめです。

食器台

◆約1,000円~約5,000円

下を向いた状態だと食べにくそうになってきたな、という気配がなくても用意していただきたいのが食器台。

口から入った食べ物は食道を通って胃に入っていくのですが、この食道という気管、自分ではまったく動いてくれません。

ですので、口が食道よりも下になっていると、食べ物が気管の途中でつまったり気管に入り込んだりしてしまう危険があるのです。

若い子では、飲み込む際に顔をあげれば胃の方まで食べ物も落ちていきますが、なるべく口と食道の高さが近い方がいいのは、いわずもがな。

市販品は見た目もかわいく、インテリア的にも優れたものが多いのですが、見た目にこだわらないということであれば100均のプランタースタンドなどを使って自作することも可能です。

シリンジ・スポイド

◆100円~200円

自分でごはんを食べるのが難しい子ではシリンジ等は食事の際の必須アイテム。

シリンジとは針のない注射器のことで、水を飲ませる時や流動食を食べさせる時に重宝しますが、注意してほしいのが噛みつきです。

多くのシリンジ・スポイドはプラスチック製ですので、犬の歯で噛まれたら簡単に割れます。

噛み癖がない子でも、気分が乗らない時に口の中に突っ込まれるとイラッとして噛んでしまうこともありますので、シリンジを使う際には、割れた欠片を犬が飲み込まないように、また、欠片で犬の歯茎を傷つける恐れもありますので、十分注意されるようお願いいたします。

なお、シリンジは再使用不可と書かれていますが、我が家では1本を1週間ほど洗って(お薬を与えた場合には、一応熱湯消毒もして)使用していました。

毎食ごとに取り替えていては不経済ですし、他の食器類と同じ感覚ですね。

ただ、1週間ほどで黒いゴムの部分が緩んでしまうのか、吸い上げる力がなくなって使えなくなるので、そうなったら取り替えるようにしていました。

たくさん使うようなら、まとめ買いがお得です。

犬用おむつ・マナーベルト

◆約1,000円~約2,000円

寝たきりの子では粗相をするにしても、その場所でしか排せつしないのでまだいいのですが、まだまだ動きまわれる子で粗相の症状がある場合、おむつなしでの生活は本当に大変だと思います。

トイレ掃除で一日が終わった、なんてことも冗談ではなく実際にある話。

先に紹介したサークルに入れ、中にペットシートを敷き詰めるなどの方法もありますが、これも、もし中で粗相をしてしまっていれば踏みまくり、犬の体は汚物だらけになってしまいます。

「おむつはかわいそうだ」とか「皮ふに悪影響だ」とかいう意見もありますが、このような意見の人はいったい何時間おむつをつけっぱなしにして放置するつもりなのでしょうね?

人間も老齢になればおむつを使用しますよね。そして排泄したら取り替えます。何時間もつけっぱなしにはしません。それがおむつの正しい使い方です。

外出時やお休みになる際などに使用することで、犬も人も介護が楽になるのであれば、私は断然使用をおすすめします。

ただ、おむつのサイズは各社によってまちまちで、たとえば同じMサイズでも、A社のものは適応体重5~8㎏、B社のものは適応体重6~10㎏というように各社によって微妙に大きさが異なります。

購入時はお間違えのないように十分ご注意ください。

まとめ

というわけで、現在市場にある犬用の介護用品について調べてみました。

いろいろありますが、一番大事なのは、その介護用品を愛犬が使えること

どんなに優れた商品でも愛犬が使えないのでは購入する意味がありません。

一言に犬といっても、その骨格はさまざまで、市販品では体にあわない可能性もあります。

購入する前には、

◆本当に今、それが必要か?

◆週あるいは月に何回くらい使うか?

◆大きいものでは、それを買って置く場所があるのか?

◆我が子のサイズに合っているか?

など、しっかり考えてから購入していただければと思います。

商品購入後に不安があるようなら、店頭にしろ、ネットショップにしろ、返品・交換も可能なお店で購入しておけば、安心してお買い物できますね。

 

最後までお付き合い、ありがとうございました(´v`)

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