老犬介護Q&A【住まい編】老犬の居場所について考えてみました

犬いろいろ
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毎日、お疲れさまです。

 

今回は、愛犬の介護がはじまったとき生じる問題の中でも

住まいに関連して起こる問題について絞って考えてみたいと思います。

 

Q&A形式で記載していきますので、

「これらの問題が起きた場合、我が家ならどうするか?」

一緒に考えながらお読みいただけると幸いです。

 

興味があれば、お付き合いくださいませ。

 

Q.シニア期に入った愛犬の居場所は考えてありますか?

考えてあるという方は、そのまま次の質問にお進みください。

 

考えてないという方は、いったん読むのをストップし、

愛犬の老後の生活スペースについて考えてみてください。

 

ここにしようかなという場所が決まったら、以下の質問にお進みください。

 

Q.その居場所は室内ですか? 室外ですか?

シニア犬になると、体温調整機能が衰えるため、

若いころのように外気温にうまく対応することができにくくなってしまいます。

 

その場所が室外だという方。

寝ている犬

シニア犬はちょっとした変化にもストレスを感じがちです。

 

愛犬と少しでも健康に長く一緒にいたいとお考えなら、

玄関先でもいいので、ぜひとも室内にてお世話をしていただければ嬉しく思います。

 

A.どうしても室内飼育ができない方への改善策

【夏】

◉ 朝晩に打ち水をする。

◉ 扇風機をまわす。

◉ クーラーの風が届く場所に犬小屋を移動する。

◉ 凍らせたペットボトルを犬の近くに置いておく。
(犬に直に触れると低温やけどをするので直に触れないように注意すること)

◉ 水浴びをする。(水浴び後はしっかり乾かすことを忘れずに)

◉ 日よけネット/よしずを張る。

◉ 毛刈りをする。(獣医師と要相談)

◉ 直射日光/西日が当たらないようにする。

◉ 動物用クールマット/竹マットなどを敷く。

◉ 寒くなったら移動できるスペースを確保しておく。

◉ 暑い日はペットホテルなどに預ける。

※ なお、シニア犬は自らの脱水に気づきにくいので、水分補給はこまめにさせるようにしてください。

【冬】

◉ フードや水を温かくして与える。

◉ 毛布を多めに入れる。

◉ 犬自体に洋服を着せる。
(洋服がストレスになる子では厳禁)

◉ 動物用湯たんぽを入れる
(低温やけどを起こさないように、正規の袋に丁寧に包むこと)

◉ 犬小屋まわりに段ボールや発泡スチロールなどで壁を作る。
(湿気がこもらないように密閉はしない)

◉ 電気を使用しない加湿器を置く。

◉ 熱くなったら移動できるスペースの確保。

 

※以降の質問は室内飼育を前提に進めています。
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Q.その場所は家族の気配を感じられますか?

シニア犬になると寝ている時間がとても長くなります。

そんなにぐっすり休むのであれば、少しでも静かな場所がいいのでは?

そう思う方も少なくないと思います。

 

実際、私も愛犬の介護が始まったばかりのころは、良かれと思って、

家族の団らんの場所からは少し離れた場所に寝床を作ってあげていました。

 

しかし、これが鳴くんです。いや、字面的には「泣く」かな。

で、テレビを見ていた部屋にベッドを持ってきて寝かせると、すやすや寝だす……。

 

もともと犬は、群れをなす生き物です。

我が家の愛犬のように、若い頃は一匹狼気質だった子も、

老犬になると仲間が恋しくなるようです。

 

……というより、自由に体が動かないのでひとりは不安で、

信頼できる誰かと一緒にいたいのかもしれませんね。

 

少しでも寂しくないように、また安心して休めるように、

できるだけ仲間(家族)の気配が感じられる場所に居場所を

作ってあげてください。

 

A.家族の近くに居場所を作れない方への改善策

◉ 頻繁に家族の誰かが愛犬の元へ顔をだすようにする。

◉ しきりなどをあけっぱなしにし、なるべく声が聞こえるようにする。

◉ 犬の近くでテレビやラジオなど音のなるものをつけておく。

(耳の遠い子ではあまり効果はない)

◉ 家族の匂いがするものを犬のそばに置いておく。

 

\「♪~」/  \(おとがする。だれかいるんだ。安心安心)/

 

Q.その場所は風通りがいいですか?

風通りの悪い場所というのは、熱気も湿気もこもりがちです。

 

犬のような全身毛だらけの動物は、そのような澱んだ空気の元に長くいると

皮ふに湿疹などを発症しやすいのはもちろん、

その他の病気にもかかりやすくなってしまいます。

 

寝床には、できるだけ風の良く通る場所を選んであげてください。

 

A.風通りが悪いという方へ改善策

◉ 家具の配置を変えるなどして風の通り道をつくる。

◉ 扇風機をまわす。(※風が犬に直接当たらないよう注意してください。)

 

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Q.その場所は温度・湿度調整ができますか?

獣医師の推奨は、夏は25~28℃、冬は20~23℃とのことですが、

これはあくまで参考値。

 

・小型犬なのか、大型犬なのか?

・長毛種なのか、短毛種なのか?

・暑がりなのか、寒がりなのか?

・洋服(着たまま寝れるハーネスなど)を着ているのか、着ていないのか?

 

などといった条件で本当の適温は異なってきますので、上記の温度設定にした後、

愛犬の様子を見ながら、上げたり下げたりの微調整を行うようにして下さい。

 

一方、温度に気を配っていても案外忘れがちなのが湿度のこと。

 

シニア犬に最適な湿度としては、

50~80%というのが推奨されているようですが、

これもあくまで参考値なので、

たとえば最初は50%にして徐々に上げていくなど

愛犬の状態を見ながら微調整するようにしてくださいね。

 

ちなみに、温度や湿度を測る際には、人間の高さではなく、

犬の顔の高さで測るようにしましょう。

 

A.湿度・温度調整ができない方への改善策

◉ 風通りが悪い時と同様、家具の配置などを変えて、風の流れを変えてみる。

◉ それでも、温度湿度の調整ができないという場合、その場所は老犬が過ごすには向いていないようですので、お手数ですが、他の場所を探してみてあげてください。

 

Q.その場所は不快な臭いがしませんか?

ここでいう「不快な臭い」とは「犬にとって不快であろう臭い」を指します。

 

つまり、その場所が多少犬臭くても犬自身は気にしないでしょうが、

香水や過度の消臭剤は、鼻の過敏な犬にとってはかなりの苦痛になりかねません。

 

ストレスにつながりそうなものを近くに置くのは極力避けるようにしましょう。

 

A.不快な匂いがするという方への改善策

◉ 臭いの元を取り除きましょう。

◉ 来客などの際に犬の臭いが気になるという方には、無香料のものや、天然ハーブ、あるいは、ペットや赤ちゃんのいる家庭向けの消臭剤を利用するようにしましょう。

 

消臭のほかに吸湿効果もあるということで重宝してます。

 

Q.その場所は汚れた際に手入れがしやすいですか?

老犬になると、食べこぼしや排せつの失敗などで、

体やその他身の回りのものを汚すことが多くなります。

 

畳の上に直接ベッドを置いていたのでは、汚れが畳にしみこんでしまいますし、

フローリングの上で水などをこぼし、それを長く気づかないまま放置してしまうと

その部分だけ板の色が黒く変色してしまいます。

 

また、体が汚れた際にはお風呂場にすぐ行ける、

もしくはその場で水洗いができると、なお介護の負担は減るかと思います。

 

A.手入れがしにくいという方への改善策

◉ 犬が寝ているベッドの下に防水シートやペットシートを敷く。

◉ ベッドカバー自体を防水のものを選ぶ。

◉ 身の回りの品を洗濯しやすいものに変える。

◉ タオルなどは安いものを用意し、洗濯が大変な時にはどんどん処分しちゃう。

◉ おもらしが多いようであれば、おむつを使用する。

◉ キャスター付きの台にベッドを乗せておき、愛犬をベッドに乗せたまま水の使える場所まで移動できるようにしておく。

◉ 自分できれいにしてあげるのが難しければ、ペットサロンなどを定期的に利用する。

 

Q.その場所は愛犬が寝たきりになっても大丈夫ですか?

愛犬が寝たきりになってしまった場合、24時間その場所に犬がいることになります。

 

24時間、その場所に犬がいて家族が困ることはありませんか?

または友人が家に来たときに臭いが気になりませんか?

留守にするときクーラーの風や日光は直接当たりませんか?

 

しつこい質問ですが、環境への適応力の低い老犬にとって

居場所ないし寝場所が何度も変わることはあまり良いこととはいえません。

居場所を配置する前に今一度よく考えてあげてください。

 

A.寝たきりになった場合、困るという方への改善策

◉ 寝たきりになっても大丈夫な場所を再検討する。

◉ 犬が苦手な来客があった際、犬を隠せるような衝立を用意する。

◉ 無香料のものや天然ハーブ、ペットのいる家庭向けの消臭剤で臭い対策。

 

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Q.その場所は愛犬が認知症になった場合、徘徊や夜鳴きがあっても対応できますか?

徘徊とは、あてもなく、ふらふらと歩きまわる状態をいいます。

 

徘徊をする犬のタイプとしては、その場でぐるぐるまわる子と、

どこかにぶつかって進めなくなるまで直進し続ける子がいるようです。

 

室内飼育の場合、歩きまわるとしても家の中のどこかだけなので、

家の中の危険個所だけ気をつけていればいいのですが、

室外飼育の場合、何かの拍子で外に出てしまう可能性も0ではないので

注意が必要です。

(実際、私も数年前に老犬を国道のど真ん中で保護したことがあります。)

 

それから、こちらも大きな問題なのが夜鳴き

 

これもタイプがあって、遠吠えをする子、延々と鳴き続ける子、

思いついたように鳴く子など、さまざまな子がいるようです。

 

夜鳴きをやめさせようとして口を押さえたら、興奮した犬に噛まれた、

というのもよく聞く話です。

 

人間側のケガを防止する意味でも、

夜鳴きを物理的に止めようとすることは控えた方がいいかと思います。

 

A.徘徊や夜鳴きがある場合の改善策

◉ ケージやサークルなどを利用する

◉ 何かの欲求のサインかもしれないので、いろいろしてみる。

《例》・何か食べ物を与えてみる ・水を与えてみる

・トイレを促してみる ・肉球をもんでみる

・体を掻いてみる ・マッサージしてみる

・耳の掃除をしてみる ・お気に入りの毛布を持ってくる

・歯に何かつまっていないか口内を見てみる、など

◉ 夜眠れるよう、お昼にたくさん体を動かしてみる。

◉ 獣医師に相談してみる。

◉ 老犬介護施設を検討してみる。

 

徘徊や夜鳴きがひどく、家族が体調を壊しそうだという場合、

老犬介護施設に預けることも選択肢のひとつかと考えます。

 

人の介護でもそうですが、

介護者自身が倒れてしまっては元も子もありません。

 

例えば、老犬介護施設やペットホテルに週末だけ預かってもらうとか、

きついときはペットシッターに来てもらってお世話をしてもらうとか、

頼れるところはしっかり頼って、無理のない老犬介護を目指しましょう。

 

関連老犬ホームを検討せざるを得なくなった方に読んでほしい、施設を選ぶ前の注意点

【番外編】Q.トイレトレーニングは済んでいますか?

 

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一般的に『トイレトレーニング』とは、

「決まった場所でトイレができるよう、しつけること」を意味する言葉です。

 

ですが、老犬介護に備えるトレーニングとしては、

「室内で排せつすることに対して、抵抗を少なくすること」

できれば私は十分だと考えています。

 

もちろん、子犬や成犬を対象にした、本来の意味でのトイレトレーニングが

できれば万々歳なのですが、すでにシニア期に入った犬さんにとって、

いつもと違うことを強要されるのは、けっこう酷なことだと思うんです。

 

とはいえ、家の中での排せつにも慣れていないと、寝たきりで体が動かないにもかかわらず、

排せつのたびに「外に出して!」とお願いされることになり、

これでは保護者の側が参ってしまうことになります。

 

ということで、まだ若い子であれば「どこでも指示した場所で排せつができる」ことを

目標にしていただきたいところですが、

介護までは必要ではないけれど、すでにシニア期に入った犬さんについては

「家の中でおしっこやうんちをすることに対して、抵抗をなくす」ことを目標に

トイレトレーニングを頑張ってみてくださいね。

 

関連老犬のトイレトレーニング!しておくメリットとやり方について

最後までお付き合い、ありがとうございました(^v^)

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