pH調整剤

スポンサーリンク

pH調整剤とは、食品の酸性・アルカリ性を調整して、

食品のpHを適切に保つための添加物。

 

クエン酸、グルコン酸、リン酸、炭酸水素ナトリウム、二酸化炭素

乳酸など30品目以上があるが一括表示が認められているため、

ほとんどのケースで「pH調整剤」とだけ記載されることが多く、

どのpH調整剤が使用されているかは不明

 

しかし、いずれのものもJECFAの評価で安全性が確認されており、下記の2つを除き

ADIの使用上限も設けられていないため、現時点では個別表示がなくとも安全と思われる。

※JECFA……国連食糧農業機関(FAO)・世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門化委員会

【各数値】
◆使用・保存基準:規定なし

厚生省告示第370号 各添加物の使用基準及び保存基準に定められている使用量等の最大限度。

 

◆ADI:以下のとおり

  • L‐酒石酸(酒石酸)……0~30㎎/㎏
  • アジピン酸……0~5㎎/㎏

Acceptable Daily Intakeの略。一日摂取許容量※の意。
※一日摂取許容量……生涯毎日摂取し続けても影響が出ないと考えられる一日あたりの量。

 

LD50:

  • コハク酸‐ナトリウム……ラット経口 >8,000mg/kg
  • L‐酒石酸……マウス経口 4,360mg/kg
  • 乳酸……ラット経口 3,730mg/kg
  • アジピン酸……ラット経口 3,600mg/kg
  • DL‐リンゴ酸、DL‐リンゴ酸ナトリウム(Na)……ラット経口 約1,600~3,200mg/kg
  • フマル酸……ラット経口 約8,000mg/kg
  • グルコン酸……ラット経口 1,260mg/kg
  • 酢酸ナトリウム(Na)……マウス経口 4,400~5,600mg/kg

化学物質の急性毒性の指標。マウスなどの動物に投与した場合、
数日でそのうちの半数を死亡させると推定される試験物質の量。
数値が低いほど致死毒性は強い
一般的には1,500㎎/㎏以上で安全とみなされている。

※グルコン酸のみ一般的に安全とみなされる1,500mg/kgを下回っているが、

ペットフードで使用される場合は、グルコン酸亜鉛として亜鉛を添加する目的で

使用されることが多く、pH調整剤として使用されることはほとんどないため、

心配ないとのこと。

 

ということで、現状ではペットフードにpH調整剤とあっても問題はない