老犬介護Q&A【時間にまつわる問題編】

時間 犬いろいろ
the5th / Pixabay

毎日、お疲れさまです。

 

今回は、老犬介護の中でも実際にはじまってみるまで気づかない問題、

「時間の問題」について考えていきたいと思います。

 

私の考える「老犬介護の時間にまつわる」2つの問題を

Q&A形式で記載していきますので、

「これらの問題が起きた場合、我が家ならどうするか?」

を一緒に考えながらお読みいただけると幸いです。

 

興味があれば、お付き合いくださいませ。

 

Q.介護はどのくらいの時間がかかるの?

 

以下の表は、【愛犬管理】の【6.要介護度チェック】でも使用した表になります。

要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
(0.5/10)(2/10)(5/10)(8.5/10)(10/10)
起き上がり

立ち上がり

・やや不安定。

・時間はかかるが自力で立ち上がることができる。

・自力で起き上がれるときと起き上がれないときとがある。

・少しの支えがあれば起き上がることができる。

・自力で起き上がれるときと起き上がれないときが半々くらい。・介助なしには起き上がることができないが、起き上がれば自力で体勢を維持することができる。・介助なしには起き上がることができず、起き上がっても自力では体勢を維持できない。
散歩

歩行

・足がふらついたり、つまずいたり、または後足を引きずって歩くようになる。・自力では困難

・ハーネス等の補助があれば歩くことができる。

・ハーネスで吊り上げるようにしないと歩けない。・車いすを使用すれば自力で歩行することが可能。・車いすに乗せても自力で動くことはできず、抱っこやカートによる散歩のみ。
日常生活・おおむね一頭で過ごせている。・食事や散歩の際など、部分的な介護が必要。・食事や散歩の際など、部分的な介護が頻繁に必要。・介護なしに生活することは困難。・介護なしに生活することは不可能。
排泄・ほぼ自力でできる・部分的に介助が必要・ほぼ全面的に介助が必要だが、排泄自体は自力でできる。・介護なしでの排泄は困難・介護なしでの排泄は不可能

※夜鳴き・徘徊等の問題行動は症状のある子とない子がいますので、表からは外しています。

 

要介護度の下にある数字は、私がいままでの経験で感じた、

【要介護度に比例してかかる、老犬介護のために束縛される時間の目安】

になります。

 

介助なしには何もできない完全介護の状態(要介護度5)の状態で

かかる負担を10として、

要介護度1~4それぞれのレベルでの負担を数値化してみました。

 

このページでは【時間の問題】について考えていきますので、

本表の数値を時間に直してみたいと思います。

 

介護度別 手がかかると考えていてほしい時間

要介護度11.2時間(0.5/10)
要介護度24.8時間(2/10)
要介護度312時間(5/10)
要介護度420.4時間(8.5/10)
要介護度524時間(10/10)

 

要介護度1の状態にかかる時間は健康な犬の散歩の時間くらいですので、

健康な犬とほとんど変わりません。

 

これが要介護度3の状態になると、立ちあがりの介助、

散歩時のハーネス介助、食事、排泄の際の介助などが

必要になってきますので、拘束時間はぐっと増えます。

 

ですが、それでもまだ自力でできることが残っていますし、

このくらいの段階までは夜に長く寝てくれる子も多いので12時間、

拘束時間の目安はおよそ1日の半分くらいでしょう。

 

要介護度5になると、すべてに介護が必要になります。

いつ起きて、いつ寝るかもわからず、また寝ている時間もまちまちなので、

「やっと寝たから買い物に行きましょう」と5分10分だけのつもりで出かけても、

帰ってきたら起きて吠えていた、なんていうこともざらにあります。

 

起きてぼんやりしているだけなら

「ああ~もう起きてたね~。ごめんごめん!」と

犬の頭をなでてあげればすむ話ですが、

ずっと吠え続けている場合には、ご近所迷惑になるのはもちろん、

犬自身も多大なストレスを感じている可能性が高いです。

 

とはいえ、誰にも迷惑をかけずに一人ですべてを解決しようとしたら、

それこそ介護者の方が先に参ってしまいます。

 

介護者が介護うつにならないためにも、

たとえ要介護度5の子をお世話されている方でも、

自分だけの時間を最低でも1日数時間は確保しておくことをおすすめします。

 

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「そうはいっても一人暮らしで自分以外誰もいないよ」

という方もいらっしゃるかと思います。

 

そういう方は、実家や信頼できる犬好きの友人、

かかりつけの動物病院やペットホテル、ペットシッター、老犬介護施設など

一緒に介護をしてくれる人や場所を探しておかれた方が、

いざというとき心に余裕を持って介護をすることができると思います。

 

A.そんなに時間はとれないよ…という方への解決策

◉ いざというとき預かってもらえる親族や信頼できる友人を見つけておく。

◉ 近所の犬友だちでサークルを作って、交代制で面倒を見るようにする。

◉ 老犬介護施設やペットホテル、ペットシッターなどを探しておく。

ただし、シニア犬の場合、健康上の問題から預かりを断られる場合もありますので、必ず事前に確認をされておくようにしてください。
また、預けることが予想できる場合には、シニア犬になる前から何度か預けて、その施設に慣れさせておくのもいいでしょう。

 

Q.余裕ある時間配分はできていますか?

上記Q.で介護にかかる時間については、ある程度お分かりいただけたかと思います。

 

その上で、再度確認の質問です。

 

愛犬が介護状態になった際、

家族のうちの誰かひとりだけが甚大な負担を

負うようなことになっていませんか?

 

たとえば、お母さんが専業主婦で家にいることが多いご家庭では、

どうしてもお世話をするのがお母さんだけに偏りがちです。

 

何度も申し上げますが愛犬の介護を無理せず続けるためには、

誰か一人だけが無理をしてしまわないことが何より大切です。

 

とはいえ、お父さんが会社を辞めるわけにも、

子どもたちが学校に行かないわけにもいきませんから、

平日の朝と夜は子どもたちがお世話を、

土曜日・日曜日はお父さんがお世話をする、

というふうに分担して行うようにしましょう。

 

ちなみに、お世話をする、であって、

お世話のお手伝いをする、ではありませんよ。

 

A.誰か一人に偏りそうという方への解決策

◉ 上記Q.の解決案をご参照ください。
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愛する犬のこととはいえ介護はきついです。

辛くて、面倒で、嫌になることもしばしば起きます。

 

しかし、介護状態は永遠には続いてはくれません。

悲しいけれど、いつか終わりが来てしまいます。

 

そして、介護に携わることのできる時間は、

みなさんが思っているよりも遥かに短いです。

 

『いつかは来てしまうその日』に、後悔することなく愛犬を送れるよう、

介護をする家族自身が心に余裕をもてる時間計画を

早いうちからしっかり考えておいていただければと思います。

 

最後までお付き合い、ありがとうございました(^v^)

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